仕事の人間関係がめんどうくさい、人間関係が上手くいかない、人付き合いが疲れる、会社へ行きたくないと思ったことがありませんか。
今まで何度も職場の人間関係で辞めたという人は意外と多いです。
何度も人間関係が上手くいかずに辞めてしまい、次に働く自信がない。
仕事が決まってもまた新しい人間関係に怯えてしまう。
最初から壁を作って出社しようと思っている。いい人間関係作りは本当に就職の必要条件なのか再就職のヒントをお伝えしたいと思います。
退職理由に多い「人間関係」
昭和のノリで業後に飲み会を強要する上司、Lineやメールでしつこく仕事の指示が来る、SNSでつながりたがる。
自分本位な部下などストレスがいっぱい。
そんなストレスフルな環境で仕事を辞めるに至る出来事も様々です。
給料が安い、残業代が支給されない。能力を評価してもらえない。休日出勤が多くワークライフバランスが保てない。
など様々ですが、常にどの世代でも退職理由の上位にランクするのは「職場の人間関係」です。
例えば、自分の能力を超えて仕事をさせられて、能力の評価のみならず常に人間性を否定される。
やたらと派閥を作りたがる女子の仲間に入れてもらえず全員から無視されて仕事が回らずに辞めることになった。
上司や同僚に仕事のミスで叱られると落ち込んでしまい、職場に足が向かなくなりそのまま出社せずに辞めてしまった。
なんとなく職場のみんなの会話、話の輪に入れずに場違いに思ってしまう。
プロジェクトのメンバーの中で疎外感を感じて辞めてしまう。
人間関係が上手くいかない理由
再就職してもなぜか最後は同じ人間関係というパターン(理由)でまた辞めることになってしまう。
実はこの同じパターンを繰り返すところにヒントがあるんです。大事なポイントなんです。
原因をいろいろと考えると、最初は職場環境が悪い、上司や同僚の性格が悪い、経営方針が悪いなどいろいろと外部要因を考えます。
しかしながら、何度も退職を繰り返してしまうと、なんとなく自分に原因があるのではないかと思ってしまう。
自分には能力がないんだ、自分は人と違うんだなどと自信を失ってしまう。
しかし、人と違うことはおかしいことでしょうか。
私は個性と考えます。
実は私たちはコミュニケーションをとる時に、自分のコミュニケーションスタイルを持っています。
このスタイルを個性と考えます。良い悪い、優劣ではなく個性なのです。
これをソーシャルスタイルと言います。
心理学ではいろんなソーシャルスタイルの定義がありますが、要約すると、
感情的か理性的か、派手か堅実か、人が好きか物が好きか、リーダー的かフォロワー的か、自己主張が強いか協調的か、などで決まっています。
人間関係が上手くいかない人は、一例を挙げると、自分を大切にして、派手なことが好きではなく、自分のペースで物事を進めていくようなソーシャルスタイル、つまり個性の持ち主なのです。
このようなソーシャルスタイルをもった人に、グループで生産的なことをする仕事や納期が厳しい仕事、成果を強く求められる仕事、接客や販売などお客様と直に触れ合う仕事などは個性の強みが発揮できないのではないでしょうか。
所謂、仕事と自分の個性のミスマッチが起こっているだけなんです。
人間関係が重要でない、人間関係が希薄な仕事もある
みんなに好かれ、仕事仲間とも和気あいあいと楽しく、上司や部下にも恵まれて・・・。そんな会社生活は理想ですよね。
人とうまくやっていけるように日々努力して円滑な人間関係を作っている。人と上手くやっていける人がうらやましくて仕方がない。
それに引き換え私は努力しようとしても、努力しても上手くいかない。
コミュニケーションが苦手な人間は本当にダメ人間なのでしょうか。
上述したようなソーシャルスタイルを持つ人は働いてはいけないのでしょうか。
職種だけで言うと会社の規模や同し職種で働いている人の数などにより違いがあるかもしれませんが、私が相談を受けた人間関係で仕事を何度も辞めてきた方はこのような仕事で再就職していきました。
職種としてはプログラマ、WEBデザイナー、経理、ピッキング、クリーンスタッフ、倉庫作業、データ入力、校正、CAD、長距離ドライバー。または思い切って独立を考えてみることも必要です。働き方としては自営、テレワーク、クラウドソーシングなどでしょう。
さらに、どんな仕事をしたらいいか迷っている人は、
独りで考えているよりも、再就職や転職を支援している会社で、人間関係で仕事を何度も辞めてきたことを話し、じっくり相談してみることも必要です。
まとめ
人間関係が上手く築けないということは仕事の能力がない訳ではない。ソーシャルスタイルの違い。
長く務めるために仕事と自分の個性がマッチングする仕事を見つける。
再就職支援会社へ「人間関係」のことを伝えて適職の相談に乗ってもらうことも必要。
