転職を決める際に、ネッ上にある各仕事や会社に対する口コミ・評価を参考にしている方が多いと思います。
特にブラック企業の噂などネガティブな評価が多いと応募に躊躇すると思います。
特に書き込みした人が元社員だったりすると信じてしまいますよね。しかしその口コミや評価は本当でしょうか。
会社の評判がすべて?!
就職が内定している学生さんから、こんな相談を受けたことがありました。
彼が内定している会社は一流の会社で、たまにテレビでもCMを観るような会社でした。
親はそんな会社に内定したことを喜んでいるが、ネット上の評価が悪く辞退して、大学を一年留年し再度就活を考えているとのことでした。
後日聞いたところ、本当に辞退していました。
また、こんな相談を受けたこともあります。
知り合いの不動産関係の支店長から、中途採用で営業職を募集してるんだけど、けっこういい条件にもかかわらず誰も応募してこない。
理由が判らない、なぜだろうとのこと。
そこでネット上の評価を調べてもらったところ、結構ひどいことが書き込みしてあるとのこと。
本来、マッチングするはずなのに、評判で全てが決まるなんてどうでしょう。
評価する要素の一部ではあるがすべてではないはずです。
口コミや評判の出どころ
その評判の出どころを考えてみましょう。
その会社の商品やサービスなどいわゆる表面的な評価が多ければ、ユーザー、お客さんが考えられます。
一方、内情に即した評価が多ければ、社員によるリークや愚痴が考えられます。
また、離職した社員、元社員の辞めた理由が評価として書き込みしてある可能性があります。
中には自分のような境遇に後任が合わない為の親切心かもしれません。
いずれにしても、根底に不満という満たされないエネルギーが渦巻いています。
そのエネルギーの出口がネットに向かっているのではないでしょうか。
余談として読んでください。
社会人経験の長い人は分かると思いますが、どんな会社も不満を持っている人は多いと思います。
昇進昇格の差、希望しない配置転換、給与と仕事量のバランス、休暇取得ができない社内風土、長い単身赴任、サービス残業など。
人生には運もありますが、思い通りにならないことを前向きにとらえていくことが求められます。
不満は酒の席や友達への愚痴などで発散することで精いっぱいとしましょう。
評判の評価の仕方
あくまでも私見ですが、こんなふうに考えています。
あまりにもネガティブな評価が多いということはワンマン経営や利益優先など社内風土に何かあるのかもしれません。
また自殺者や精神疾患が多い、離職者が増加しているなど考慮すべきです。
しかしながら自分の目でみて判断することも大切ではないでしょうか?会社へ足を運んで、門から中を見てみて下さい。
ゴミが散乱していないか、美化に努めているか。
社屋は暗くないか、出入りする社員の顔つきはどうですか?会社の近くで社員が利用しているレストランや定食屋など、彼らの会話はいかがですか。
何か感じるものがあるはずです。
まとめ
その会社がどんなにネガティブな評判が多くても、そこで働いている人々がいるのも事実です。
給料を得て家族と暮らしている。
結婚しようとお金を貯めている人がいる。
目の前の現実はネットの評判や口コミとは違うかもしれません。
